福岡市糸島にある夫婦2人で営むちいさな農園のブランディング。野菜づくり担当のご主人と、化粧品販売経験を生かした営業担当の奥様の為に「トラキ農園」と「野菜やトラキ」の2種類の名刺をデザイン。名称の「トラキ」は奥様の祖父の名前をそのまま使いたいという奥様の思いを汲み使用。漢字、ひらがな、カタカナを使った理由としては、「多品種少量生産」ということで、色々なものがあることを表現するため。カタカナの「ト」はアルファベットの「T」に似ていることから、このロゴをラベルとして使用した時にどういう角度からでもトラキの「ト」にもTORAKIの「T」にも見えるように工夫した。クライアントの「旬の勢い」という言葉が強烈に印象に残ったのでそのインパクトを大切にし、農園で採れたジャガイモを芋版にし、実際に押して、それをトレースしたものをデータ化してロゴとして使用した。
A branding of a farm as small couple business. I designed two kinds of business cards, “TORAKI Farm” and “Vegetable Store TORAKI”, for the husband who is responsible for farm work and the wife who is in charge of sales.
The name of “TORAKI” is used with understanding of her thought that she wants to use her grandfather’s name.
The reason why I used Kanji, Hiragana and Katakana is in order to represent “high-mix low-volume production”, that is, they carry a wide variety of vegetables. I added an ingenuity to this logo so that it looks both “ト“ and “T” from any angle when using it as label since “ト“ in Katakana looks like “T”. I made a potato stamp with their potato, and used it for their logo mark.
旬の勢い、そのままに。
畑をイメージし、畝と畝の、人の通り道をトラキの「ト」に見立てている。
ロゴの視認性を効果的に発揮させることにおいて、○とカタカナの「ト」の組み合わせは好都合であり、陳列しているものの向きが多少ズレても「ト」や「T」に見えるので、「トラキ」の野菜ということをしっかり認識してもらうことができる。また、繁忙時など、ひとつひとつ綺麗に整えることのできない場合等に正面性のない○を使うことで、多少のズレを気にせず、作業効率を落とさずに済むという効果も期待できる。
Brand /
YASAIYA-TORAKI